SMILE1017oo

Sora* · @SMILE1017oo

24th Apr 2013 from Soicha

日刊新聞より書き起こし。

 「みんな、そんなに立候補に迷ってたんですか?」。この第一声が大島の気負いのなさを表していた。8日間の立候補受付期間で、締め切り前日6日朝まで大島の届け出はなく、「不出馬かも」とファンはヤキモチしていた。

 【大島】アハハ。本当に申し訳ないです。受付場所のAKB48劇場に行く機会がなくて、「じゃあ、最後の握手会の会場で出せばいいか」って。スケジュールの問題だけだったのに、ご心配をおかけして申し訳ないです。ただ、皆さんと握手する時には絶対にこの話題になると分かっていたから、握手会初日の朝には出させていただきました。

 昨年の総選挙前、「来年のことは分からない」と漏らした。1位載冠直後の舞台裏では、2位の後輩渡辺麻友(19)に「次はあなた」と託すような言葉も掛けており、不出馬の可能性も感じられていた。

 【大島】そりゃあ、もう(選挙は)頑張ってきたかな、って思ったり、投票してくださるファンの方々には負担が大きいので、私は出ない方がいいのかなと、少しは頭をよぎりましたよ。でも、AKBにいながら総選挙に出ないのこと何?ですよね。しかも、グループが世代交代と言われてる今、ここで誰かが私を抜いてくれたら本当に世代交代の実現ですよね。そこは(先輩として)やり遂げなきゃいけないかなというのがありました。

 第1~3回は前田敦子(21)との争いで、そのライバルが去った前回はAKB48を守るため1位を目指した。今年はもう、個人の目標はない。

 【大島】去年までの1位じゃなきゃ、というプレッシャーは今年は全くないです。立候補も、グループにとって私が出た方がいいと判断したからで、個人の順位うんぬんでは悩みませんでしたから。どんな結果でも悲しむことがない、心から楽しめるお祭りです。

 屈託ない笑顔で言い切った。ただ、ファンのことだけは常に気に掛けている。

 【大島】楽しむって言葉は1位にしたいと思ってくれてるファンの方々には少し申し訳ないかも。握手会でも「立候補してくれてありがとう!」って言ってくださるんです。負担をかけさせてる私からしたら「なぜ感謝まで?どれだけ私なんかのことを思ってくださるの」って恐縮です。

 投票という行為で、思いを表現できる場を再び作ってくれたことに喜ぶファンと、恐縮しながらも感謝を深める大島。その関係性を大島の母も関心する。

 【大島】10万の票数を見ると、数の多さにビビっちゃいますけど、お互いを思い合えるのがAKBの握手会であり、総選挙なのかも。母が「ギブ&テークって言葉は良くないけれど、それを堂々と言える関係性をファンと築けているなら、あなたたちはすごいよ」と言ってくれました。総選挙はファンの方々に甘えさせていただく場になりますが、楽しませていただきます。

 栄誉が欲しいわけではない。ファンの気持ちに応え、後輩の踏み台になるために出馬する。AKB48が何たるかを知り尽くした究極のアイドルに上り詰めている。
















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