☆医薬品の価格がTPPで高騰してしまう仕組みについての説明
http://bit.ly/YSROxA
米国が提唱している「エバーグリーニング」という医薬品の特許手法である。既存薬の形や使い方を変えただけの医薬品(しかも効果が変わらなくても)も「新薬」として特許申請できるとする手法である。
特にこのエバーグリーニングを米国がTPPでどのように利用しようとしているかは、MSF(国境なき医師団)の米国組織が入手したTPPの流出文書で見えてきた。MSFの分析は以下の6点である。これによって安価なジェネリック薬が市場にでることを防ぎ、医薬品を高額にして販売しようというのである。
・型を変えただけの古い医薬品に新薬の特許を認められること
・特許への異議申し立ての手続きを困難にできること
・知的財産権侵害の「疑い」だけで、ジェネリック医薬品の貨物を差し押さえられること
・臨床実験データの独占を強化し、ジェネリック医薬品が出回るのを困難にできること
・特許期間を延長できること
・医薬品認可当局に特許管理責任を負わせること

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