HEAT · @HEAT2009
13th Mar 2013 from Twitlonger
「日本のTPP参加は主権の放棄」
私たちは、TPP交渉が行なわれているシンガポールにて、日本政府がTPPに参加しようとしていると聞き、大変心配しています。日本が、ルールづくりに参加する権利も、何に合意するのかを知る権利すらないのに、参加しようとしているからです。
日本は、これまでのすべての合意を受け入れると言った。私たちは、そう理解しています。
それは、900ページもあるルールに、日本の既存、および未来におけるすべての法制度を合わせなければならないということです。
貿易だけでなく、医薬品の価格やアクセス、食の安全や食品表示、郵便の規制や、エネルギーや輸送サービス、銀行、消費者の権利保証などの分野においてです。数多くの、貿易に全く関係のない国内政策が指図されていくのです。
何が書かれているのかを見ることもできず、たった一文字の変更も許されないままに、このルールを受け入れること。それが、日本がTPPに参加する際に要求されます。
つまり日本は「交渉」に参加するのではなく、「すでに条項の定められた協定」に参加するわけです。
なぜ安倍政権が、日本にとって、こんなにも無礼で危険なプロセスに合意しようとしているのか、とても不可解でなりません。しかしそれが私たちの聞いたところです。
すでに協定に参加している国では、強力な反対運動がいくつも起こっています。しかしそれらの国は、すでに規定された条項が押し付けられているわけではありません。
日本の人びとにとって、TPPへの参加は二重の危険であり、二重の侮辱なのです。
ロリ・ワラック 2013年3月11日
http://www.youtube.com/watch?v=fm-6DR6o3vs