Lynn_Kato

加藤 鈴 · @Lynn_Kato

22nd Jan 2013 from Twitlonger

1/21放映のフジTVとくダネ!の「無謀な山スキー」の内容を段落ごとにわけて、ナレーションを再配置して何が見えてくるかを考える試み。(3)

*第二段落

山スキー 森の中へ続々・・・ ルール違反で雪崩の危険も

*ナレーション全文

スキー人気の再燃でにぎわう、長野県、野沢温泉のスキー場。だが、スキー場の総支配人にはある懸念が。
安全に滑れるよう整備されているゲレンデ。その管理区域外を滑る人が増えているという。踏みしめられていない新雪の上を滑れば一般スキーヤーにも雪崩が及ぶ危険が。
そこでスキー場ではパトロールを強化してるというが、同行させてもらうと、後を絶たないルール違反者。

彼らはなぜ雪崩や遭難の危険がある場所をわざわざ滑ろうとするのか。直撃を試みることに。声をかけても、避けるように滑り去る人々。
ようやくある男性に理由を尋ねることが出来た。誰も踏みしめていない新雪の上を滑る瞬間がたまらないという。さらに多く目にしたのは外国人。彼らは不測の事態が起きても自分達で何とかするというのだが。去年、このスキー場から管理区域外に滑り出た3人のスノーボーダーが遭難。19人態勢で救助に当たる事態も起きている。

さらに、今人気なのが、手付かずの自然が残る雪深い山岳地帯での山スキー。
今月5日、長野県警航空隊が撮影した映像には遭難者が。ヘリに向かって手を振る人、その傍らには座りこんでしまった人の姿が見える。隊員がワイヤーで降下、救助に向かう。・・・ると(不明で聞きとれない)見動きがつかなくなった男性が。山スキー中に転倒し、右足を骨折。自ら救助要請したという。

過酷な自然を相手に、救助する側もまさに命がけ。
救助に当たった隊員は。(航空隊員のインタビュー入る)
警察による救助の場合、遭難者は費用を負担していない。つまり、国民の税金から支払われるのだ。だが、大規模な捜索や救助となれば、地元の遭対協からも救助隊が出動、その費用は人件費や雪上車の燃料代が数十万円かかることも珍しくない。

野沢温泉村では、遭難者に救助費用を請求できる条例を制定している。(観光課の職員インタビュー入る)
ルールを無視しておきながら、スキー場に事故の責任を求めるケースもあるのだという。

そして、ゲレンデで取材していたこの日も救助要請が。
そこにあったのは、自己責任ならぬ、無責任な若者の姿だった。

(続)

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