■首相官邸前抗議行動参加の感想(2012/7/13)

首相官邸前の原子力発電所再稼動反対抗議行動に六週連続で参加しました。写真は私です。先週は雨のため15万人くらいと少なかったのですが、本日は6/29の20万人よりも多かった印象。数は大事ですが、質の変化がとっても大事なんです。
 警察が鉄柵で分断化することにより、総体としての声が弱くなると心配してたのですが、実際は逆。今回は特に意図してすべての場所を回りました。_Multicentric__ 化が決定的に進化したのです!。少なくとも前々回(6/29)までは中心が明確で周辺は少し勢いがなかった。ところが、今回は中心が「無い」。というより__中心であった__官邸前の特等席には、前回よりもさらに60代以上の「元左翼」っぽい方々が目立ち、単調だった。ところが、それ以外のあっちこっちでは子供づれ、外人、若い女性、サラリーマンとか、正常・普通の現実世界の住民が圧倒的多数となり、中心があっちこっちにあるのでした。実に実に多彩なやり方。
 ある中心では若者達がドラムとギターで盛り上がり、別のところでは家族連れが楽器なしで再稼動反対とか子供を守ろうとか、不ぞろいに声をあげてて。別のところでは、少人数でフォークソングを歌い、あるいはふるさとを歌ったり。Multicenter化、あるいはnon-center 化したのでした。
 前回の報告で警察官の姿勢が変わったと言いましたが、昨日は決定的な変化がありました。警官の言葉が文字として更に温和になっただけではなく、表情もにこやかになり、市民・住民が警官に「毎週毎週お疲れ様です」と声をかける事例が激増。もちろん私もずっとそうしてはきましたが、今回ほどに警官にありがとうとか、ご苦労様、お疲れさまと言ったことはありません。
 警視庁が分断化を徹底したことにより、multi-center 化が進展したのではなく、そもそもそうなっていたことが明瞭となった。野田政権(守銭奴・売国奴の奴隷)の意図は、分断による「反対の声総量抑制」だったと考えられますが、真逆の結果なのでした。
 首相官邸前の特等席のリードはなくても、自律・自立して声をあげることがもともとできていた、そのことが明々白々になったのでした。

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