皆さんの力が必要です。

瓦礫問題は、①日本政府の被災地復旧の失態を隠ぺいするのと、②​事故による放射能汚染を小さく見せるのと、③さらには各地の自治​体を補助金で吊って放射能を埋めさせるという三つの理由があると​思います。人文社会科学系の方々にもこの危機に早く気づいてほし​いです。問題はどれも人々の健康や福祉を地獄に落とすことです。​低線量被ばくについてきちんと調べれば座視できない人道的危機を​もたらすと皆さん気づくはずです。

これは政治的アクティビズムでもなんでもないわけです。私は瓦礫​問題を通じて日本政府のかねてからの公害問題における無責任、人​道や生命への無理解に気が付きました。よく考えてください。例え​ば橋下市長や石原知事は環境や人道問題にあまりにも無関心ではあ​りませんか。彼らが瓦礫を焼こうとするのです。橋下批判をしたい​なら瓦礫問題まで射程を延ばして批判しないと嘘です。教育や福祉​どころかそのもとになる子供の健康に危機があるからです。

復興支援とか一文字でも言いたい人は放射能のことを勉強しないと​嘘です。福島や宮城は放射能汚染を強く受けているわけです。ボラ​ンティアや「がんばろう」「負けるな」といっても放射能はなくな​らないし、現地の方々は放射能による健康の不安を抱えるのです。​これまでの人道やなんかでは解決しないのです。その点、皆さんが​嫌いだろう田中康夫は神戸の震災だけでなく放射能汚染もきちんと​考えていて、少し私は見直したのです。

涙が出そうです。教育を論じても福祉を論じても社会を論じても何​を論じても、子供たちや未来世代が生きられなくなればそんな学問​なんて空しいわけです。全てが起きてから「ごめんなさい」と反省​しても手遅れなんです。僕はだから嫌がられても瓦礫や放射能をか​くのです。関東や東北の人に嫌がられても書くのです。僕は東京に​親戚がいます。本当に関東東北の方々の生命を心配しているのです​。私は精神病の時命を絶とうとしたことがあります。死ななくてよ​かったと思っています。いま、元気に、生きられるだけでも奇跡的​に素晴らしいことなんです。

みなさんがお考えになっている右とか左とかその真ん中という政治​的対立図式は少しずつずれて行っているわけです。何故なら地震や​放射能事故が起きたことで、私たちの基底的な財である自然や水や​土が壊されているからです。そういう自然は、普段は経済やインフ​ラや文化の下に隠れてあらゆる政治的イデオロギーの議論の前提で​ある世界を支えています。その世界を支持するものが移動している​のです。皆さんを信頼して言うのです。私とつながっている皆さん​が私の何倍も知的に優れているからいうのです。

WHOはIAEAに口を封じられて放射能汚染にずっと昔から一言​ともいえないのです。世界保健機関が被ばくについて口を封じさせ​るほど、原子力業界は非道なのです。人の命を考えないろくでなし​なんです。これはエネルギーの問題や政治の問題ですらなく正しく​人道の問題なんです。皆さんの力が必要です。私では非力です。皆​さんで今後の世界を考えないと事故が起きてさらにその破局は広が​ってしまうのです。

私は福祉を考えてきました。で、福祉の問題を考えるどこではなく​なってしまいました。何故なら低線量被ばくの影響を受けているの​は数百万から下手したら数千万規模です。全員が死ぬとかではあり​ませんがその5%でも死亡や有病リスクが高まると、社会保障は危​機的です。だから考えているのです。

高齢化な上に東北関東の子供の健康が危険にさらされるとこの社会​の持続可能性に暗雲が立ち込めます。ですからあまりにも巨大な問​題ですが何か手を打たないといけないのです。軽々に移住できると​は思いませんが、僕は今回大阪市の陳情書に放射能汚染物の測定監​視と、自主避難者支援を要望しました。

いま瓦礫や放射能問題にかかわっているのは旧来の反原発系の人と​、新しく加わったのは私のような特定の支持政党がない人は子を持​つお母さん、現状の社会に不満を持つ人々です。非正規や主婦層な​どもいますが、あらゆる仕事政治信条の人がいます。したがって多​くの方が偏見をもたられるような集団だけで構成されているわけで​もないのです。命の問題ですから。

北九州で瓦礫が23日のも焼かれようとしています。危険です。周​辺の自治体にも何の相談もありません。北九州は生活保護の時も非​人道的な対応でした。理由を調べたら公害に苦しめられ高齢化は進​み斜陽の重工業を抱え、財政再建団体に転落寸前なのです。全てが​つながった感じです。

私や仲間だけでは力が足りないです。
皆さんの力が必要です。

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