kamemex

浦島の亀 · @kamemex

11th Feb 2012 from Twitlonger

ちょっと怖い夢の話

 今朝、というか午前4時ごろだったと思うけど、変な夢を見た。

 私はもともとすごい聴覚人間で、友人とかも顔より声と口調で記憶するたちなんだけど、夢もたいてい視覚情報より聴覚情報のほうが多くて、まあラジオドラマみたいなもん。


 で、夢のなかで、電話がかかってきていて、向こうは知らない男性の声でドイツ語をしゃべっている。ドイツ語は母国語と変わらないくらい発音もよくて達者なんだけど、なぜか外国人とわかっていて、それも日本人でもラテンアメリカ人でもない。成人男性だけど、ちょっと甲高い感じの声で、ああ、こういう人ってちょっと病気とかあって小柄だったり、小人症っていうのか、そういう人なんだなあ、と聞きながら思っている。
 で、その人が何を言ってるかというと、XXXまで来たけど、そこで事故にあった、もうイヤだ、と愚痴っているわけです。はあー、でも知らない人だしねえ、間違い番号ですね、と言っていったん電話は切れたような気がする。
 でもそのすぐあとで、なんか言ってた町の名前、覚えがあるよな、もしかして知り合いがいるんだっけ、と思い、もう少しちゃんと話を聞けばよかったと後悔。で、夢だからそこでまた通話が再開。
 事故ってひどいの、怪我してるの、と訊くと向こうは、うん、ひどい、と言う。おいおい、国際電話でそう言われてもどうしようもないんだから、そこはオブラートに包んで、いやまあ大したことは、とか言わないか? とちょっと引いてから、ああでもドイツ人ってそういうとこストレートに事実を言うよね、と思い出す。私もドイツ語しゃべっているとそうなるし(ドイツ語じゃないときもやっちゃうかも)、この人もこれだけドイツ語達者だから、ドイツ式になってるよね、と納得。
 で、困っているようだし、でもドイツ人に恨みでもあるらしくて、助けを求めるのもイヤみたい。今いるところ、なんて町って言ったっけ、もしかしてそこに知り合いがいたような気がするから、連絡して助けてくれるように頼めるかも、と言ってみると、向こうは、うん、ドイツ人だとイヤだけど外国人でここに住んでる人が助けてくれるならありがたく受けたい、ここはKöttenていうところなんだけど、と言う。

 Köttenは、カタカナ表記するにはちょっと難しい発音なんだけど、この人の発音はドイツ人並みなので、よく聞き取れた。うーん、Kötten、Köttenねえ……。誰か知り合いがいたっけ、と考えてみるけど、思い浮かばない。
 考えながら、目が覚めちゃった。考えながら寝ぼけ眼でトイレに行って、夢かあ、と思いながらまた寝ました。


 ここまでは、まあなんてことはない夢なんだけどさ。
 朝起きてからも、その人の声が耳に残っていて、地名も鮮明に覚えていて(そりゃあれだけ夢のなかで反復したからだろうけど)、しかし現実にそんな地名は聞いたこともなかったし、本当にあるのかねえ、と検索してみたら……

 あった。

 ライプツィヒの北東部郊外、本当に小さな村だけど。
 霊感ゼロでン十年生きてきた私だけど、ここで事故があって外国人が死んだとか大怪我したとかいうニュースがないことを切に祈ります……。
 この話、ダンナにもしたら、うわああああ、って明らかに引いてたよw

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