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14th Oct 2010 from Twitlonger

「玉虫色」決着の被害補償ルール 組み換え生物、米国の影も
【共同通信】2010/10/14

 名古屋市でのカルタヘナ議定書第5回締約国会議(MOP5)は閉幕前日の14日、遺伝子組み換え生物の被害補償ルールを定めた「名古屋・クアラルンプール補足議定書」の採択に向け最後の作業を進めた。

 各国の交渉担当者が6年越しの合意の見通しに胸をなで下ろす一方、主要な対立点で「玉虫色の決着」(日本政府関係者)との評価も。交渉では、議定書に加盟していない世界最大の組み換え作物生産国・米国の影がちらつき、市民団体からは「日本の交渉姿勢はあまりにも米国寄りだ」と批判の声が上がる。

 補足議定書が想定するのは、組み換え生物が環境中に広がり、生態系や人の健康に影響が出たケース。輸入国は事業者に対し、原状回復やその費用を要求できる。

 議論になったのが補償対象となる組み換え生物の定義だ。組み換え作物の栽培と輸出で利益を得ている南米諸国は、動植物や微生物など生命体そのものを対象とするよう主張。多くの作物を輸入するマレーシアやアフリカ諸国は、生態系影響に未解明な点が残るとして、生命体でなく組み換え遺伝子だけが加工品に含まれている場合も対象とするよう求めた。

http://www.47news.jp/CN/201010/CN2010101401000904.html

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