『まとめ急ぎ 討議が紛糾 民主・経済連携プロジェクトチーム』|日本農業新聞2日

 民主党・経済連携プロジェクトチーム(PT、鉢呂吉雄座長)は1日の総会で、論点整理に向けた議員間の討議を始めた。しかし、TPP交渉参加の是非や会議の進め方で紛糾した。

 同日は(1)なぜTPPか(2)世界貿易機関(WTO)や既存の経済連携、進行中・将来に向けて構想する経済連携とTPPとの関係(3)外交戦略、安全保障との関係――で討議。しかし、TPPの総論で慎重派から異論が噴出。顧問の山田正彦氏が「政府から十分な資料がなければ論点整理のしようがない」と会議を中座するなど、まとめを急ぐ執行部と熟議を望む慎重派の溝が深まった。

 他の議員も「推進派と反対派の水かけ論に終始した」「政調のトップが会議に参加し、議論を聞いてもらわなければ収拾が付かない」と話した。


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