2011.8.12

髭先生:

東京神奈川で、外食産業が異状に多忙だったのは、6月です。これは、多くの食材に放射性物質が含まれ始めた時期に一致します。その後、現在まで、深夜でも外食産業は、5月より好成績です。その脳天気ぶりが、西日本では、先月くらいから起きています。
 現在関東と大阪ではで、危険と指定されていないが危険なエリアの瓦礫の運搬と焼却です。これが始まってから、関東では、急速に小規模の集団の重篤な症状の発生です。一部、広島などでも起きています。大阪では、小集団より小さい単位で、重篤な症状が起きています。特徴は、激しい下痢です。関東では、血液の異常と思える症状まであり、どれもが食中毒で処理されています。

 これは、初期の高度汚染地域の症状に酷似しており、本来なら、減らなければいけない症状です。明らかに、瓦礫の移動と焼却によるものではないかと考えています。しかも、この症状が現れているのは、子供たちで給食を食べている集団に属しているのです。この症状を起こした粒子は、摂食直後には症状を起こさないので、極めて小さく高密度だと考えられます。さらに、症状を起こした子供たちん着衣を洗った親に少ないですが、同様の症状を起こしています。移動および燃すことで生じた超微粒子が、空気中の密度が高い状態で存在しているということ示唆していると思います。
 症状の激烈さは、東京のごみ焼却場以上で、明らかに重篤で、金属中毒を激烈にしたかのような症状(意識混濁など)があります。特徴は、GMでも高い数値を出さないことで、低エネルギーのβ線とα線核種が主と考えられます。

 汚染瓦礫を運び焼却するということは、極めて危険な空気中をさまようホットスポットを作ってしまっていると言って過言ではないと思います。しかも、地表近くを漂っていることから、重元素であり、よりα線核種、つまり、極めて危険な核種であると考えられます。腎障害と血液の凝固異常を起こすことがあり、わずか数時間でそれほどの影響を与えるのは、通常なら地面に固着しているはずのα線核種の重元素です。

 そういうエリアの特徴は、目が痛くなることから始まっています。

 瓦礫を移動し、焼却するということは、極めて危険です。重篤な症状から言って、死人がでなくても、予後は悪いのです。もちろん、その作業者の体調悪化も著しくなるでしょう。

 なお、311以降、核種が、特定の組織の特定のレセプターに結合し、破壊しているのではないかと考えられる症状が多く、それは飛程の長いγ線核種では起きません。起こせるのは、飛程の短いβかα線核種です。

続く



(47番の続きです)

続きです。

>ビキニ核実験では、地元島民は事前にヨウ素剤を飲まされていたようですが、甲状腺障害と甲状腺癌には効かなかったと言う情報があります。 これは甲状腺の異状がヨウ素131だけが原因では無いと思っていました。

 Chernobylでは、ヨウ素ではなく、セシウムが甲状腺癌が起きるといわれていますが、1Fでは、違うと思います。セシウムが蓄積していない311-324で被曝し、西日本に移動された方に亜急性甲状腺炎が起きたのは、一月以上前です。しかもI131は、体内で激減しています。となれば、I131でもCs134でもCs137でもありません。その頃、まだ西日本の食材はCsを多く含んでいません。
 甲状腺炎の多発から、甲状腺癌は、チェルノブイリと桁違いに多くなると思います。

>先日、国会でP53遺伝子が真っ先にやられる事に危機感を持った医師が、厳しく政府を批判していましたが、P53がやられると遺伝子の修復は難しくなり、苦しい戦争となりますね☆ ウクライナやベラルーシと違い、狭い地域に人口が密集しているわが国は、改めて大変な事態に遭遇していると感じます。

 その医師は、癌に集まる性質のある物質に放射性物質を結合した薬品で、全身シンチレーション映像を撮る仕事を多数したと思います。当然、「直ちに」起きた副作用を知っているはずです。ですから、現在起きている症状に関して、全く触れなかったのだと思います。もし彼が、現在起きている症状に触れれば、自分たちが使ってきた放射性医薬品が、とんでもない副作用を生じていたと、糾弾されることになります。日本は、放射性医薬品を使いすぎています。

 P53は、将来起こる可能性を示唆しています。問題は、現在、特定のレセプター(組織の一部、もしくは細胞の一部)を破壊していると考えられる症状です。癌など、確率で考えるものではなく、組織の破壊量で症状の強さが決まる、誰にでもおきている症状が重要です。これが日本の医師によって無視される限り、健康被害は増大の一途をたどると思います。

>被爆により脳の抑制が起こると、正常な思考と判断が無理になりますね。 しかしこれは国民だけでは無く、官僚や政治家にも起こる物と思います。 私は霞ヶ関の官僚も、当然一定被爆しているものと思います。

 当然その通りです。それだけではなく、普段放射線を使用しているために放射性物質の害に無頓着だったほとんど医師が、既に障害を起こしています。むしろ一般より重篤と言ってよいと思います。

>今日の被爆による急性症状の増加は、秋に向けて一層深刻化するものと思います。 ここでかなりの国民が覚醒するでしょうが、初期の子供が受けた影響は深刻です。 ここに2年後からの白血病、3年目からの子供の甲状腺癌多発が追い討ちをかけます☆

 癌の前に、症状はごく普通の疾病に見える臓器障害が多発し、薬である程度よくなるが治らない、という状態が続き、労働人口が徐々に減ると思います。

>これらの現実を認識し、未来を見通すと、今の被爆対策が如何に大きいか?を痛感せざるを得ません☆

 焼却場がちかくにあると、防御できないのではないかと考えています。締め切ってある拙宅でさえ、目が痛いのです。拙宅の近くには焼却場があり、家の前を瓦礫をつんだ巨大なトラックが通ります。



2011.8.12 日本の医療界の今後について

髭先生:

今後、日本中、放射線障害で苦しむことになります。放射線障害のための薬品、機器類が、最も儲かるのは、誰が考えても当然です。もっとも早く障害が起きるのは、福島県ですから、福島県民を実験材料に使えば、最も儲かるのですよ。

原発だけでなく、医薬品、医療機器の儲けも莫大です。利権で動いているわけです。だから、福島県民を縛り付けおきたいのです。避難などされては困ります。福島県には極めて危険なエリアから、そうでもないエリアまであります。比較して差分が症状です。放射性物質の微粒子はUSをも多い尽くそうとしています。オバマは原発利権ですから、黙っています。USも市場にできるわけです。巨大利権ですよ。厚生労働省は、その第一義が業界の発展で、その利権の上に乗っています。現状の意味を理解して、福島県民に、移住させろ運動が起こると良いのですが。ですから、他県民が、福島県民を移住させろと運動しなければいけないのです。

瓦礫を全国に配って被害を大きくしたら、儲けは大きくなりますよね。中枢神経障害は、サイコパスと同じように人間を変えます。血も涙もありません。



2011.8.13

髭先生:

初期に多くの女性医師が退避し、私にメッセージを送ってきています。彼女たち以外に日本の医師から連絡があり、症状を初期からサーベイしてきました。仕事柄、私の場合、チェルノブイリの被害者の診療をしなければなりません。いままでかなりの数の患者さんたちを診て、話も詳細にききましたし、チェルノブイリの現地の医師からの連絡も受けてきました。チェルノブイリと福島第一は異なり、チェルノブイリより危険で、症状の進行が早いのです。私の日記は、かなり広くコピーされていたようで、このコミュの参加者ではない方からも数多くが届きます。

 日本では、難治性の炎症が増えたで、いきなり強い方から2番目のステロイドという例が多いです。しかも期間が長いので、そういう方々の繰り返しの感染が増えました。ステロイドは、免疫を低下させますから、欧州でも日本からの放射性物質の微粒子が観測されているほど放射性物質の微粒子が多いので、気道粘膜の損傷での免疫低下とあわせれば、危険です。

 最初の甲状腺を調べて欲しいという警告の前に、このコミュの方々より多くの方々が、お調べになりました。自覚症状が無い方の人数が多いと思います。つまり、異常が出る前に甲状腺の正常値を知っておこうとされた方も多かったのです。多数の検査結果付きのメッセージをいただき、橋本病もしくはバセドウ病の診断基準における異常値にはならないが、甲状腺炎を示唆する数値が多かったのです。橋本病とバセドウ病の診断基準を使えば、正常ということになりますが、疑問を持たれたので、メッセージを送ってこられたのでしょう。

 何も症状が無くて受診された方が多いとお知りになって意外だと思います。しかし、事実はそうなのです。そして、安全と言われ、納得してしまう人の方が少ないのです。

 あなたがいつからこのコミュに参加されて投稿を読まれているかわかりませんが、私は、継続的な検査を呼びかけています。

 喉に異常が見られた方どころか、FT3がバセドウ病における正常の上限を超えていても、橋本病の抗体があるので、どっちでもないから正常、という奇妙なことを言われたというメッセージが多くありました。この数値は甲状腺炎による機能亢進です。つまり、多くの方が、甲状腺に関して、自覚症状があろうがなかろうが、正常と、と言われたのですよ。不信感でいっぱいという内容ででした。

 ただの風邪ではなく、放射性物質ではないかと医師に訊くと、神経内科やカウンセラーを紹介されることが大多数で、風邪とも言われなかったそうです。

 現状では、

>甲状腺が平気だから安心になっちゃう

ではなくて、中枢障害で、気にしなくなってしまった、ということの方が重要です。問題は、まず、これです。

 次に、自衛している医師から報告で、医師の中枢障害の報告が多数あります。日本の医師は、放射性物質と放射線に対し、危険意識が少ないですから、食べて応援をがんばっている医師が大変多いのです。かかりつけの医師が、放射線障害に対して信用ならない、という多数のメッセージと符合します。そういうメッセージでは、どうやって放射線障害と口に出さなくても、考えている医師を見つけられるか、という質問が必ずと言ってよいほどありました。

 内部被曝が進んでからは、危機感が薄れています。関東では、6月が、外食産業の異常な繁盛があり、ここから急速に、危機感が薄れ、DVが増えています。ですから、危機感の減少が、医師の受診を受けない傾向を増加している可能性があります。

 既に、一種の医療崩壊が始まっています。ただし、判って口に出さない医師もいますし、私に教えて欲しいと連絡してくる医師も増えています。しかし、圧倒的に少数です。ですから、良い医師をみつけるより、うまく医師を使おうという方向にシフトが始まっているようです。

 初期の被曝量、環境の放射性物質の成分比、吸飲量、食物の外側に付着した放射性物質の粒子量、食物の内部に含まれるイオン化した放射性物質の量と、それぞれの被曝期間で、喉の炎症が決まります。喉に違和感があれば、甲状腺炎であるというのは、100%間違いです。

 続く




(上記50番の続き)

髭先生:

 関東ですと、運が良ければ、311-324の大フォールアウトの影響が少ないので、甲状腺に影響が出るのは、単純な内部被曝です。これが現在より少し前の状況で、既に治りかけている人の方が多いのです。311-324を避けた場合、気道から吸い込んだくらいでは、予後で機能低下になるほどのことは、東京以南では、甲状腺障害を持たれている方以外、稀です。311-324を避けていて、注意していた方は、これからです。関西では、既に内部被曝で多発しています。

 障害は、甲状腺だけではありません。他の指標がいくつもあります。

 ただし、火消しが多いので、どの地区がより安全・危険と書くと、逆に行政や医師からの圧力がかかりますので、書きたいとは思いません。特に、中央官庁の役人の友人からは、どこどこ団体で活動を、という人には気をつけろ、厚生省系の火消しだぞ、と言われているので、安易に判るようには書きません。つまり、私はあなたも疑っているわけです。善意ということもありますし、中枢神経障害が出ている可能性も高いからです。自分に戒めていることは、決して見落とさないことです。文章にはよく表れますから。


 私の役目は自覚の促進でありません。症状を出さないようにする自衛の方法と、各自が可能な排出促進をその人に合わせて考えることを相談で答えることです。何らかの症状がある場合、そこから個人差があり、一般論ではなくなります。
 警告は、他の方がすればよろしいことです。警告には、移住を躊躇させるものも多くあります。私は、これだけβ線核種が多い状態で、積極的にとどまることが良いとは考えません。少なくとも、女性と子供には危険が多すぎます。ただし、子供を作ろうと考えている男性は、卵より精子の方が放射線の影響で奇形を生じる可能性が高いので、逃げたほうが良いと思いますし、厳密に被曝管理をしたほうが良いと思います。


2011.8.13 コミュの投稿文面だけで放射能被曝による症状と他の症状をどうやって判別するのか、髭先生に対して抗議し続けている女性に対する回答

髭先生:

医師6名が確認した実例です。

 たった1名が、福島県のあるエリアからの持ち帰ったA4の紙に付着した放射性の塵で、医師2名が接触皮膚炎様症状を起こし、皮膚に穴が開いて出血し、4名が難治性の気道炎症を起こし、3名が下痢、悪心、発熱し、1名は、1週間診療を中止しました。

 そのA4の紙を、3日後に計測し、シンチレータ式線量計で、0.4μSv/Hr、InspectorEXPで低エネルギーβ線まで測って、3.8μSv/Hrでした。周囲は、そのA4の紙を中心に、線量が下がり、その紙を触った1名が最も重症で、隣の席がその次でした。

 これは、医局内で起きたことです。

 あなたが信じる必要はありませんが、この様なことが起きたのは、この一件だけではありません。

 私も、千葉から、何度か取り寄せた物で、十分に破壊的な症状を起こすと考えられる高線量の微粒子が付着していたことを確認しています。

 感情的に云々という問題ではなく、では、どうするか、です。

 現在は、このような激烈な症状を起こすα線核種の量は減っています。しかし、危険は依然として存在します。




2011.8.14

髭先生:

現在、動静脈内幕炎だと思われる症状が多発しており、血栓で、心筋梗塞が増えてきています。事態は、防御をしておられない方々は、急速に状態が悪化しているように見えます。こうなってしまうと、クエン酸程度では防御できません。

私は、深刻な事態だと考えています。皆さんの想像以上に、防御してこられた方と、そうではない方々の差が開いています。このメンバーではない方々からのヘルプメッセージを毎日読み続けていますが、現状の困難さを知っている以上、とても安易なことを言えません。厳しいといわれようが、現実は、もっと厳しいのです。

血管内膜炎は、まだ火消しのリストには入っていないか、入ったばかりのようです。
内部被曝がα線β線核種で進行すると発生する血管の内側の炎症です。通常痛む場合がありますが、内部被曝が進むと、痛みを感じにくくなります。手足に長く連続しない痺れを感じる場合、要注意です。医師の診察を受けてください。原因として、血液の流れが悪くないか調べて欲しいと頼んでください。

これから、異常なほど、逃げなくても除染でなんとかなるという話題が出ると思います。なんとしても縛り付けておきたいという意思を感じます。

これもまだ火消しのリストにはいっていないか、入ったばかりだと思いますが、小集団、または、個人に起きる、突然の嘔吐、下痢、発熱です。動くホットスポットが原因のようです。判っていることは、食品での防御をしていない人に多発していることです(給食を含む)。

朗報もあります。初期に大きく被曝し、中枢神経障害があった方々で、対策をし続けた方々で、思考を続けた方々は、快方に向かっています。

中枢障害では、原爆の時も、誤字脱字、奇妙な当て字が増えたことが判っています。中枢障害は、火消しリストに載っています。

放射性物質との戦いは、たとえ政府と役人が総入れ替えしたとしても長く続きます。あきらめてはいけません。



2011.8.16

髭先生:

アップルペクチンの服用は、体質と摂取している食材中の放射性物質の含有量で、大きくその効果が異なります。

もちろん、311以降の摂取量と現在の体内量を症状等から推測できないと、有効量を投与できません。

ワカメのアルギン酸も、遊離状態で使用すると、体内のミネラルを排出しすぎてしまいます。ワカメにアルギン酸が固着していないと危ないのです。ワカメは、過剰になりかねないNaの吸着剤としてと、便量の増加のためです。玉ねぎも長繊維ですので、便量を増加させ、腸内の便を固まりにします。生味噌の酵母は、腸内細菌を押し出します。腸内細菌が保持している放射性物質の量は無視しえません。

いずれにせよ、メッセージを何度かやり取りして、過去の病歴を含め身体状態と食材の確保状況を把握しないと、弱いキレート剤で放射性物質の排出速度を最大にして、ミネラルの拮抗作用を使いながら、不足分を補うという、トリックプレーは極めて難しいのです。それぞれが相反する要素です。体内のミネラルやビタミンの貯蔵量を体質と病態で考えないと、アップルペクチンだけでは、Zn、セレン不足よる味覚の変調までおこします。こういう場合の対策まで考えて、状態を管理しないと、危険です。限界まで食材中の放射性物質量を減らさないと、逆効果もありえます。

ですからメッセージのやり取りで、大丈夫だと判ったときで、ご質問者が、体の変化を把握できる時だけ、その方に合った方法を指示できます。当然ですが効果はあります(男性の方が早い)。もちろん、必要な検査は医療機関で受けてもらっています。

血管内膜炎に関しては、心筋梗塞だけがクローズアップされていますが、現実起こることは、毛細血管の血流抵抗の増加と血流量の減少が多くを占めます。チェルノブイリ事故後、放射性物質入りの食材の摂取が始まって、四肢切断が増えました。中枢障害は医師にも出ましたので、原因はかかれず、症状だけがありました。最初は理由がわかりませんでしたが、皆さんが、このトピに投稿され、個人的にメッセージを送ってきてくださったので、理由がわかりました。次に来る免疫系の崩壊の前に、血管の障害が多くなっていたわけです。

血圧が上昇し、または、手足(顔)がむくみ、という症状があり、軟便もしくは下痢があれば、血中のβ線核種の量が多いと推定できます。α線では、血管内壁の破壊は少々考えにくい(むしろ免疫系)。このような場合、内部被曝で、血管に内幕炎を含めて異状が起きていると考えられ、火急的速やかに、血中の放射性物質濃度を下げる必要があります。続くと、腎障害、肺、網膜はく離・出血を起こす可能性があります。当然、甲状腺機能低下症をおこすようになります。

上述のように、個人状態を把握しないと、一般論では、極めて危険な事態になりかねません、出血傾向を増しかねません。

繰り返しますが、放射線障害は、癌だけではありません。むしろ、癌は最も少ない障害です。

この症状との闘いは、10歳以下は、高ミネラルにできないので、難しくなります。給食は極めて危険なギャンブルなのです。

どうしても外食が必要な方は、少々費用がかさみますが、イタリアンレストランで、トマトスパゲッティーは、ほとんどが缶詰のトマトで、麺も欧州製ですから、危険度は非常に低くなります。ただし、水は危険な地域があります。




2011.8.9アップルペクチンと持病の薬を飲むタイミングについての問いに対して

髭先生:

一緒に服用してはいけません。記載(脂溶性ビタミン、必須脂肪酸、処方薬を摂取する場合は前後2時間あける)にあるとおりです。

非水溶性の植物繊維を多く含んでおり、それらが吸着してしまうので、体内への移行が大きく阻害されます。

食物に放射性物質がほとんど含まれていなければ、アップルペクチンを食間でも構いません。そうとは言い切れない場合、アップルペクチンは、食前20分程度に服用し、食後、20分から30分たって、総合ミネラル剤と総合ビタミン剤を服用すればよいのです。

 もし何らかの医師に処方された薬剤を飲むのであれば、2時間経てば、影響はまず皆無です。そうなると、アップルペクチンを食間、ということになります。

 もしくは、アップルペクチンで、繊維の量が少ないものに変え、20分前に服用するというのも方法です。

 Vitapectでも、この吸着は問題視されています。

 お菓子は安全と言い切れるものが良いです。平時ではないのです



55番のアップルペクチンの適正量についての質問への追記(ただし別件)

髭先生:10歳くらいなら海外のアップルペクチンカプセルを服用してもOKだと思います。ただし、十分にミネラル類を摂る事。体重55Kgでアップルペクチンが1日1.2gぐらいです。普通のアップルペクチンは、調理用で、可溶性分画をあまりふくでいません。その粉を水に溶いたら膨潤しますから腹が膨れてしまいます。



2011.8.5 アップルペクチンに関する誤解が蔓延していることへの言及

髭先生:

アップルペクチンにすごく誤解が多いようです。アップルペクチンで有効だと思われる成分は、可溶性で、水に溶けて腸から吸収される成分です。Vitapectは、それを20%と言っていますが、もっと少ないでしょう。リンゴから作ったら、可溶性成分は流れてしまい、残るのは優気さんのご指摘の通り、繊維です。
可溶性分画にある低分子量ペクチンがリンゴには多いということです。ですから、可溶性ペクチンの多いアップルペクチンを摂取しないと、繊維だらけですから、大変な量になってしまいます。

植物繊維は、ミネラル(金属イオン)を吸着する性質が強く、さらに脂溶性ビタミンや、医薬品を吸着してしまいます。ですから、なんらかの薬を服用している場合、吸着されていしまいます。医師から処方されている薬がある場合、アップルペクチンは、その服用の2時間ほど前でないと、吸着されます。

アップルペクチンを大量に摂取するなら、その分、何らかの方法でミネラルを補給しないと、体内のミネラルが不足し、余計に放射性物質のミネラルが体内に残ることになります。

繊維の中で、アルギン酸は、ミネラル類を強く吸着します。Naの吸着で有名です。特に灰干しワカメには多く、味噌に入れると甘くなるのは、Naを吸着するからです。

血中でもアップルペクチンの可溶性分画は、Csだけでなく他のミネラルを吸着しますので、ただし、医薬品のキレート剤ほど何でも強烈にではないですが、それなりに、ミネラルを増やさないといけません。

さらにミネラル分を過剰にすれば、たとえば、放射性物質のCsが1あって、Kが10あれば、Kを2倍にすれば、取り込みは2分の1になります。

では、ミネラルの摂取量を2倍にすれば良いと考えるのは、早計です。もしミネラルを倍にしても影響が無いのは、おそらく10歳くらいから上の年齢です。ただし、体質がありますから、特定のミネラルが多いと健康を損ねる場合もあります。Kを摂取しすぎてもCaを摂取しすぎてもよくありません。高カリウム血症や高カルシウム血症の人もいるわけです。ですから、食事としてそのくらいは多くなっても大丈夫という範囲で摂取しなければなりません。

小児の場合、総合ミネラル剤を体重割しても投与してよいか、私には判りません。

おそらく、リンゴペクチンを取りすぎて逆効果を散々した方も多いと思います。特定の物を多くしすぎてしまうので、私は、それほどコミュではすすめないのです。優気さんの方が、マイルドで安全です。総合ミネラル剤も、海外のもののように、かなり広範囲に極端な量では入っていないものもあれば、単独の成分のものもあります。KやCaが良いと言って、錠剤で過剰に摂取したら、別の障害が出てしまいます。

メッセージで直接の場合には、細かく聞きますし、症状から、早く放射性物質を減らした方が良い場合には、指定します。その場合にも細かく食材も指定します。一般論とメッセージは違います。




2011.8.11 肉牛のセシウム137の検出値が50ベクレルだった場合成人が食べても大丈夫かどうかの問いに関して

髭先生:

セシウム以外の全ての核種を測ってください。

 海外の場合、実際に計測されており、セシウム137が最大で、他の核種はほとんど含まれていないことが、長年の各国の検査でわかっています。

 さらに、わずかですが、日本国内でも海外産をサンプリングして測ってきた研究者がいます。最大は、チョコレートだそうです。それでも100Bq/Kgどころか、もっと低いとのことでした。正確には覚えていませんが、30Bq/Kg程度だったと思います。輸入品の中でスパゲッティの麺に、まれに10Bq/Kgを超えるものがある程度だそうです。

 しかも、β線源の方が、γ線源より多いという福島第一の核種比率は、あちこちに出ています。私が使っているInspectorEXPで計測して、β線は、明らかにγ線の4倍以上でした。計数効率を掛けると、6倍から8倍になります。ただし空間飛距離が小さいので、そのまま4倍程度と書いてきました。これが体内に入れば話は別です。γ線の6倍から8倍のβ線核種があれば、少量でも危険です。β線の破壊力はγ線の比ではありません。ただし、誰も食材のセシウム137とヨウ素131以外のγ線各種もβ線核種も計測していません。セシウムも、日本では、セシウム137よりセシウム134の方が多いこともあります。

 海外と比べれば、セシウム137しか測っていない日本産は、明らかに危険です。γ線核種より、体内に入って危険なのはβ線核種です。

 はっきり言って、現在の日本のこんな安全基準など、無意味と言ってもよいくらいです。

 どうですか?セシウム137とヨウ素131以外を、あなたの会社で計測しますか?お答えください。安全を守るということは、国の基準を守ればよいと考えておられるなら、食品の安全を語る資格はありません。食品を扱うなら、常に、この基準だけで良いのか?と考えるのが、当然です。

 ちなみに50Bq/Kgなら、ドイツの放射線防護局の警告の値より、ずっと大きい値です。私なら、絶対に食べません。もちろん小児の有為差が統計に表れる4Bq/Kgより10倍以上大きいのですから、絶対に子供に食べさせるなといいます。
 成人で、10Bq/Kgが、有為差が出ない限界だと私はドイツで聴いていました。ですから、私は絶対食べません。さらに言えば、もっと危険な核種が入っているのは確実ですから。

 さらに言えば、計測していない食材が、西日本には多数あります。近畿の鶏卵など、各種を測ってきましたが、0.1μSv/Hr以下(距離2cm、0.055μSv/Hrの環境下で計測)は、ありません。野菜も、計測用に何度も購入していますが、ナスでさえ、0.13μSv/Hrを超えるものがありました。実際の所、20袋に1つなのか、もっとも多いものに中に1つなのか判りません。ギャンブルであることは事実です。

 確実に計測されない限り、それは危険であるかもしれないということを意味しています。



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