【震災から5カ月、今だからこそ、「#脱原発 アクション」 を考える】#genpatsu #nonukes #demo

 今日は8月11日、震災から5か月経ちました。

 震災直後に100人単位で始まった脱原発アクションも全国に広がり、メジャーなアクションでは参加者が1万人規模に達する状況となり、世論調査でも脱原発に賛同する人の割合が7割以上となりました。

 これも、全国各地で様々な脱原発アクションを企画された皆さんと、勇気を持って街頭に出て脱原発を訴えてこられた皆さんの努力の賜物だと思いますが、一参加者として心から嬉しく思っています。

デモの内容も無言のパフォーマンスで原発事故の恐怖を訴えるもの、エネルギーシフトを訴えるもの、農業生産者の立場から訴えるもの、右の立場から国土の大切さを訴えるものなど様々で、メッセージを多くの人に伝えるために、それぞれのデモが、工夫を凝らしてアピールを行っていると思います。

 参加者の顔ぶれもお年寄り、小さなお子さんから、若者、お子さん連れのパパ・ママ、お年寄り、日本に住む外国人、政治家、アイドル、コスプレーヤー、組合関連の方、ほんとうに幅広く、全ての人が参加する国民運動に近づきつつあると思います。

 これは、主義主張、性・年齢、職業などの属性に関係なく、「原発は危ない」、「放射能は怖い」という事は共通の認識であり、ごくごく自然な事であると思いますが、原発の怖さをまだ知らない色々な立場の人に、アピールする上では非常に効果的だと思います。また、声を上げる事に躊躇している人達も、行動に共感し、今後勇気を出してともに行動してくれる可能性があると思います。

 このような形で、今後も全国でさまざまなデモが開催され、「お、今週は、渋谷でデモがあるのか参加してみよう」「今度のデモは新しい趣向で面白そうだったら参加してみよう」と多くの人が参加出来る形で継続出来たらいいなと思っています。

 デモの主催者の方の思いもあり、一参加者として、それは尊重されるべきだと思っていますが、今までほぼ毎週開催されるデモに参加をしていて、いくつか思うところが有りますので、僭越ですが、今後の脱原発アクションに関する私の考えをのべさせていただきます。今後のアクションで何らかの役に立てていただけると幸いです。


 「①脱原発を実現するためのより継続性のあるデモを」

 デモを開催する事は目的ではなく、あくまで目的を達成するための手段です。主催者の方のこだわりは尊重しますが、デモを通して目的が達成出来るために、デモを実施するたびに「次回はこうしよう」と、その都度マイナス面を改善していきませんか?


 「②デモ参加者への注意・禁止事項は事前に十分に注意を」

 先日の銀座で行われたデモで、軍服を着た右系の参加者の方が服装などについて注意を受けていました。デモが終盤に差し掛かった段階で、主旨に合わないとクレームをつけるのはやはり変です。それまで歩いて訴えてきた行為が無になります。禁止事項、注意事項が有る場合には掲示板で事前に告知をし、デモ開始前にも注意しましょう。


 「③デモはぶつかる事が目的ではなく、アピールする事が目的」

 デモは、多くの人が参加して沿道の人達に主張をアピールし、共感を得る事が目的です。主催者・参加者が、運動の目的を共有して行動し、「危険な思想」「過激な運動」とレッテル貼りされるような行動は慎みましょう。


 「④挑発には乗らないで、やり過ごしましょう」

 いくら平和的なデモでも、権力側からすると、反権力運動と捉えられます。隙を見つけたら潰しに来る可能性がありますので、他の参加者の事を考え、挑発に乗らないで、やり過ごしましょう。イギリスでの暴動の様な事になると、決して多くの人から共感を得る事は出来ません。


 「⑤脱原発事故に関するメッセージも入れませんんか?」

 デモの主張のメインは、脱原発ですが、もっとも被害を受けている方達は、福島の人達です。「脱原発事故」無くして、「脱原発」はあり得ません。これからのデモのメッセージの中には、被災された方・原発が立地している地域の方も共感出来るメッセージを入れていきませんか?


 「⑥デモ参加者の人達と話しませんか?」

 同じ目的で集まった人達です。すぐにお互いに胸襟を開いて会話する事が出来ます。次のアクションに向けて、脱原発をブラッシュアップしていくためにどうしたらいいか、参加者同志で話してみませんか。
 

 「⑦最後に ホピ族からのメッセージを紹介します」

 先日ネイティブアメリカン「ホピ族」のドキュメンタリー映画「ホピの預言」を見ました。ホピ族は、彼らが住む土地からウランが見つかったために、彼らが「聖なる大地」と呼ぶ土地を白人に奪われ、更にウラン採掘場に低賃金で雇われたために、多くの人達が被曝しました。

 彼らの土地から、掘り出されたウランは、原子爆弾は広島・長崎に使われ、多くの市民が犠牲となりましたが、彼らは、広島と長崎に原爆を落とされた我々日本に住む人とホピ族が協力すれば、今後の最悪の状況を避ける事が出来るとメッセージを送っています。

 その中で彼らは、 
「我々がこの変化を通り抜けていくためには道はある。それは、地球を敬い、その全ての命を敬い、母なる大地の上を優しく歩くことだ」
と言っています。

 この言葉は我々に多くの事を示唆を与えてくれていると思います。

 「ホピ」とは、彼らの言葉で「平和の民」という意味だそうです。

(参考)-------------------------------------
ホピ族 http://ja.wikipedia.org/wiki/ホピ族

ホピ族からのメッセージ http://www.youtube.com/watch?v=AnMcg14dTEE

The Long Walk for Big Mountain 報告集
http://www.walkinbeauty.net/lwbm13.html

ホピの予言 http://www.aritearu.com/Influence/Native/NativeBookPhoto/HopiYogen.htm

Reply · Report Post