Gpapa623

Gパパ · @Gpapa623

10th Aug 2011 from Twitlonger

ベラルーシで現実を見てきた方の考察です。



 現在飛散している微粒子は、枯葉のかけら、つまり土になる成分に付着し、1個の埃あたりの線量が、大幅に上昇しています。ですから、その1個が空中を飛び回るだけで、私の書斎は、0.06μSv/Hrから0.25μSv/Hrまで変化します。床に落ちたら掃除で取れば、もっと軽い繊維に付いているものだけになりますから、0.06から0.11の間で変化しています。0.25を出させる埃がInspectorに近づくと、ビビビとほぼ連続で鳴り、それを捕獲すると、20秒独立平均のSOEKS 0.1M(1.5L)では、0.5μSv/Hrを超えます。それが皮膚の薄い肌に付くと、小さな傷ができるほどです。1つで数100Bqはあります。

 そういう埃は多くは無いのですが、それが野菜に付着するわけです。これは、葉物野菜の水分を吸って溶け、葉物野菜に吸収されます。こういった野菜は、もちろん産地でできてしまうこともありますし、消費地でできることもあります。根から放射性物質を吸収するばかりではないのです。

 こういう葉野菜を、普通に水洗いしても、放射性物質は、半分も取れません。実や根菜類なら、芯と皮をむいてかなり減りますが、葉野菜はそうではないのです。しかも、根からも吸収しやすいのが葉野菜の特徴です。

 ですから、良く洗った上で、10時間、15時間と、備長炭や活性炭の大量に入った水に漬け込んで、放置でもしないと、10分の1以下にはなりません。

 問題は、そういうものが少ないというマーケットで買えればよいのですが、今や、夏の大移動で、マーケットでの野菜の汚染率は上がっています。

 さらに、奈良、三重、和歌山、岐阜などには、放出し続けた微粒子が徐々に蓄積し、高線量になった地域があります。また、九州には、熊本、宮崎、鹿児島"など"に、点々と高線量の地域があることがわかってきました。

 より安全にするために、除染をするということは各自で出来ますが、皆さんが考えておられるような、全く被害が無い、というレベルまで減らすことは、まず不可能です。

 ドイツ放射線防護局が警告したような、統計上有為差現れるぎりぎりの4Bq/Kg(小児)の食材を、日本の食材で、311以前と同じ方法で、同じようにとり続けることは、不可能です。呼吸だけで、1日10Bqは吸収してしまうでしょう(成人)。

 日本全国どこへ行っても、放射性物質の塵が無いところなどありません。311以前のように、子供を外で遊ばせても無害だと言い切れる場所は、人工的に作らない限り、もうないと思います。

 ですから、現実問題としてどうするか、なのです。私の場合、食材のほとんどは、海外産です。せいぜい311後の日本産は味噌(低線量環境で測りました)くらいです。水もそうです。マグカップには蓋が付いていますし、食器も使う前に水で洗います。確かに献立は乏しくなりましたが、海外ではそんな食事の国もEUにもありますし、不足分は、海外製サプリメントを使っています。書斎でも、私は多くの時間、マスクをしています。シャワーも日に2度や3度浴びますし、掃除も何度もします。家も隙間を塞いでいます。不必要な外出はしません。その上に、放射性物質の排泄を早めるサプリ・食材を、効率よく組み合わせて、体内で放射性物質の拮抗剤になる物を摂取しています。このくらいやらないと、10Bq/Kgの食材に相当する程度の摂取量で抑えることは不可能です。実質的に普通の家庭では、不可能です。皆さん方の希望する安全度を保ち、普通の生活をすることは、西日本でも不可能だということです。

 障害は2通りあります。何らかの障害が起こる場合と、突然死や癌白血病などです。今の日本の食品の基準では、何らかの障害が起きます。突然死や癌などの発生率が上がるが、健康被害は、それ以外に無い、というレベルを維持するのが現実です。それは、どの食材がどれくらいか判らないので、産地を選ぶだけでは難しいのです。県では広すぎますし、全食品類の調査もされていません。

 現実問題として、自分は、どの程度まで子供と自分のためにするのか、できるのか、です。311以前の常識は通用しないのです。311前と同じことをしながら安全を保つことはできません。50歳を過ぎれば、多少放射性物質に強くなりますが、脳は別です。

 もう一つは、皆が、どれだけ、Csだけでなく飲食物の放射性物質の成分と量を正しく測定しろと、行政や食品業に要求できるかでしょう。もっとも、瓦礫をもってきたりしたら、全国的に極めて危険になりますが、反対の声は少ないのです。受動的防御で済むようなことはもはやありません。

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