Akira Suzuki · @icingphoton
20th Mar 2011 from Twitlonger
現場
2011年03月20日23:23
■放水作業の先陣 当時を明かす
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1541663&media_id=2
いいなあ、いいなあ、こういう仲間に加わりたいなあ。
現場の人間だ。
もう、目に見えるようだ。
数百メートル先で瓦礫と化しているリアクター。
制服の襟なんざもう1回ただしちゃってさ。さあ、いくぞ、Show Time!ってことだ。
東電の担当者と打ち合わせして、隊員に被曝カウンターを配る。これが外部被曝の積算値を現す。
誰かの線量計が鳴ったらそれで作業は中止だ、放射線被曝の内容はわかっているな?では、行ってくれ!
なんてことで、
>「(放射線の知識があるので)頭では大丈夫だとわかっていたが、隊員の家族の心情は別だろう」
それでも、携帯で家族に連絡とかしない。そういうときに家族がどうの、というのは恥なのだ。
おい、電源車が追いついていないぞ!
おい、取水口付近は瓦礫の山じゃないか?これじゃあ、取水できねえぞ!だれか、掃除しろ!というので、特殊重機が出て瓦礫を一掃する。
海水取水するったって、詰まっちゃしょうがない。ちょっと沖までホースのばさないとダメじゃねえか?え?
取水口をコンクリチャンバー作っている暇はねえんだよ。なんか考えろ!ドアホ!
おお!鉄製チャンバー持ってきたのか!さすがだ!
クレーンでつり上げて、せめて、海岸から数十メートル離して設置しろ!その崩れたテトラポッドの先に設置だ!
やっとつながったか?おい、圧送車をつなげ?え?1台じゃ足りないって?もう1台もってこい!アホ!
え?なんだ?
東電の方が高圧配線を敷設したいんだと?だったら、こっちの搬送路を横切るじゃないか?
東電さん、何時間いるの?誰の判断?東電さんの作業が優先なのね?わかった、こっちは待機します。
ただ、東電さん、こっちの搬送路を高圧配線が1箇所横切るでしょ?それ、養生しないと、こっちの重機が上を通過するんだよ。
おおお~い、鉄板もってこい!高圧配線の養生用の10ミリ厚の鉄板で配線を養生しろ?
え?海側じゃなくて山側も配線するの?おい!2枚だ、2枚!ベンドして、重機の車幅を養生しろ!重機の車幅+の600くらい確保しておけ!
ありません?鉄板がないってのか?あほ?どっかから、その瓦礫からぶっちぎって、作れ!いま、作れ!
・・・
と、多かれ少なかれ、こういう光景だったと想像する。
その間、保安院、東電の会見で、アホなマスコミの記者は、こんな現場の段取りを知るわけもなく経験もなく、
「なぜ、放水準備ができているのに放水しないんですか?!(怒)」
とか言っているのだ。
素人はすっこんでいろ!アホ!
泣けるなあ、現場の人間。
怒るなあ、アホのマスコミの人間。
■放水作業の先陣 当時を明かす
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1541663&media_id=2
福島第1原発3号機への地上での放水作業の先陣を切った警視庁機動隊で現場を指揮した警備部管理官の大井川典次警視(56)が20日、初めて記者会見し、当時の状況を明らかにした。
機動隊に指示が突然下った16日、緊急招集した非番や当直明けの機動隊員10人に対し、大井川警視が「これから原発に行くぞ」と告げても、隊員たちの士気は高かったという。
大井川警視は爆発物対策のベテラン。派遣指示を受ける前から、「行くとしたら自分だろうな」と覚悟していたという。一方で、「(放射線の知識があるので)頭では大丈夫だとわかっていたが、隊員の家族の心情は別だろう」と複雑な思いも抱いていた。妻には出発前、電話で「福島に行くからしばらく帰れない」とだけ伝えた。
原発到着後、順番に三つに分けた作業班への参加を募ると、ほぼ全員が一番手を志願した。しかし、3号機周辺は爆弾が落ちた後のようで緊急退避場所も見当たらない。隊員たちも放射性物質と隣り合わせとなる場所での活動経験はなかった。
放水作業に臨んだ大井川警視を含む5人全員が20分ほど車外で活動を続けた。隊員たちは冷静だったが、慌てた場面もあり、「やはり緊張しているのだな」と心情を思いやったという。一人の隊員の線量計のアラームが鳴り、作業は終了。警察庁によると、放水した44トンのうち12トンが建屋内に届いていた。
大井川警視には、必死に働く東京電力の作業員の姿が目に焼きついているという。「我々は任務が終われば帰還できる。作業員たちは被ばくしながらも作業を続けている。少しでも役に立ちたいと思った」。放水量は計画の約3分の1にとどまったことから、隊員には任務をまっとうできなかった苦渋の思いも残るという。大井川警視は「もう一度行けと言われたら、もちろん行きます」と話した。