聯合ニュース (12/12 17:54KST) 「安東口蹄疫、不誠実な対応が被害を大きく」
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(ソウル・安東=聯合ニュース)이강원 김용민 記者
 先月29日に最初に発生したと伝えられた「安東(アンドン)口蹄疫」について、これ以前に最低2回疑いの通報があったのに関係当局が精密検査を依頼していないなど、拙速に対応して被害を大きくしたことがわかり議論を呼びそうだ。

 特に当局は、最初の疑いの報告については、疑いの報告を受付台帳に記録すらしておらず、その後再度、畜産農家から疑いの届を出しても、精密検査なしで簡易検査を行い、陰性の判定が出ると、口蹄疫がないと断定し、終了したことが判明した。

 これにより、畜産農家の最初の疑いの報告から5~6日後の11月29日まで口蹄疫の判定が遅れたとして、この期間口蹄疫ウイルスが無防備の状態で、周辺地域に拡散する可能性のある、防疫の空白をもたらしたと推定される。

 安東市の도산면にお住まいの朴さんは12日、聯合ニュースとの電話で、「安東で口蹄疫が一番最初に発生したことで知られているソヒョン里の養豚農家では、当初11月23日に口蹄疫の疑いが報告をした」としながら「それでも安東市は、26日に初の疑いの申告が受理されたと記録されている」と疑惑を提起した。

 安東市の農林水産食品部の記録によると、朴氏が主張した最初の疑いを報告した時点(23日)とは異なり、安東市は26日、農林水産食品部は28日となっている。

 これに対し、安東市の関係者は「23日に疑いの通報があった件は全く分からない」と否認した後、「安東市に最初に報告が入ったのは24日、夜8:39」と釈明した。 しかし、安東市の関係者は、「24日の夜」を記録していない理由については回答しなかった。

 安東市の関係者は「この後、改めて26日に、口蹄疫の疑い届出が受理されており、これは帳簿に記録した」としながら「しかし、家畜衛生試験所の簡易検査の結果、陰性(口蹄疫がないもの)に判定され、農林水産食品部傘下の国立獣医科学検疫院(検疫院)に精密検査を依頼していない」と釈明した。

 農食品部は「安東の帳簿に初の疑いを報告した時点が26日になっていることは後で知った」としながら「農食品部には28日、検疫院に初の報告が入ってきたため、それに準じて記録した後、精密検査を実施し、陽性判定が出た」と話した。

 特に、農食品部は「過去に抱川で口蹄疫が発生したときに初期の簡易検査で陰性が出て、防疫を講じずに被害が大きくなった例があり、この後には、簡易検査の結果に関係なく、精密検査を依頼するようにしている」と強調した。

 これに対し、朴さんは「23日の最初の疑いを報告した時、簡易検査のために獣医はもちろん、地域検疫所(家畜衛生試験所)の関係者たちが、この農家を訪問したと聞いている」としながら、「疑い通報を受けて来たが精密検査を依頼せずにそのまま帰ったこれらの人たちを介して、口蹄疫ウイルスが外部に伝播された可能性がある」と主張した。

彼は、「当局が23日の報告について徹底的に対応していた場合は、5~6日間の防疫の空白は生じなかった」と主張した。

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