SeiryuF

清流 · @SeiryuF

6th Oct 2010 from Twitlonger

高齢者への富の集中、金融資産の増加がこのまま続けば、
その分、誰かが借金を増やさなきゃいけないんだけど、
国債も発散が迫ってきていて、外国もソブリンリスクが高まってきていて、
企業もデフレ下では借金したがらないので、もはや借金を今までの勢いでは増やせない。
しかし高齢者の数、高齢者の割合はこれからも増え続ける。

つまり近い将来、高齢者の金融資産に増税されるか、
年金や医療への財政支出や企業年金や退職金がカットされて富の集中が止まるか、
国債がハイパーインフレなどでリセットされるか、のいずれかが起きる。

経済や社会に混乱を招かないように、政治家が正しい判断をしてソフトランディングするか、
それも出来ずにハードランディングして、数年混乱するかの選択。

資金循環統計
http://www.boj.or.jp/type/stat/boj_stat/sj/sjexp.pdf

世代全体の純金融資産と正味資産の世代別の分布
http://project-u.net/wp-content/uploads/100624_Graph2.png
http://project-u.net/20100624/13/

高齢化の推移と将来推計
http://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2010/zenbun/imgs/z1-1-04.gif

社会保障給付費の推移
http://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2010/zenbun/imgs/z1-1-11.gif

金不足と金余りが共存する日:高齢化時代の蓄財の限界
http://j.mp/dBP1jf

所得不足と貯蓄過剰とデフレと財政危機(1)
http://j.mp/bwtiOd

老後のための貯蓄はライフサイクル仮説が成立していれば問題ない。
つまり定年までに貯めたお金を亡くなるまでに使い切ってくれればOK。

ところが今の日本ではライフサイクル仮説が成立していない。
老後になっても年金・所得が多い人は貯蓄率がプラスで、
高齢者平均で見ても、使い切るどころか逆に貯蓄が増えている。
つまり過剰な将来不安から、必要以上に貯蓄しすぎたと言うこと。

米国では老後の資産として住宅に投資してたりする。
日本でも正しい中古住宅の価値評価とリバースモーゲージが普及すれば、
金融資産を溜め込む必要すらない。
※リバースモーゲージとは、亡くなったあとに住宅を手放す代わりに、
 その住宅の資産価値の分だけ、年金としてもらえる仕組み。

金融資産とは誰かの借金なので、誰かが金融資産を持っている分だけ誰かが借金する必要があるが、
住宅や土地などの資産であれば、誰も借金する必要はない。

つまり中高年~高齢者に、

 国債が近い将来破綻するかもしれないから、
 長期優良住宅、エコ住宅を買っておけば安心ですよ。
 住宅に投資しておけば、もし国債破綻後にお金が必要になっても、
 リバースモーゲージで生活費が得られますよ。
 エコ住宅にしておけば、電気を売って生活費の足しに出来ますよ。

のような勧誘をして、住宅の建て替えやリフォームをしてもらえばいい。
需要が増えて、景気も良くなるし、国債も返済できる。

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